放大メモ

無職10年目が放送大学で学生やる話

面接授業「心理学実験1」に行ってきた 01 目撃記憶

面接授業「心理学実験1」に行ってきた
認定心理士の資格要件にもなっていて、20席が埋まっての追加開講までされた大人気

これをネタに書くと特定されそうだけど、「このブログ書いてるの誰々だぞ。」って触れ回る人も居ないだろう


授業は心理学とはってところから始まって、心理学の変遷、認知心理学の記憶の処理についての説明、
その説明に対する根拠となる心理学実験の手法や例と2日間約11時間の時間割はなかなか詰め込んだ内容

 

3つの実験

ここに出てくる実験は心理学の中で認知心理学に当たる分野の実験

認知心理学は、五感が得た情報が頭の中でどう処理されるのかを人間の機能をコンピューターに例えたりしながら研究していく分野

「頭の中の処理をどうやって証明するか?」と目に見えず、測定も難しいものだから実験の方法は、驚きがあって面白い

 

目撃記憶

聞かれたことを思い出すときに聞かれ方で思い出したことが変わる*1って事を証明するための実験

逆に言えば誘導尋問のように聞き方次第で思い出させることを操作できる。

 

実験方法

  1. 被験者をAとBにチーム分けする
  2. 電柱にぶつかって事故って壊れた車の写真を見せる
  3. 3分間別の作業をする
  4. 質問する

   Aチーム激突

   車が「激突しました」時速何キロで走っていたと思いますか?」

   Bチーム接触
   車が「接触しました」時速何キロで走っていたと思いますか?」
              実際のレポートには方法や質問はもっと細かく書く*2

結果
4で聞いたチーム毎の答えの平均と標準偏差をだしてその結果を考察する
「激突」のほうが速いという結果になるはずだったが、何故か接触のほうが高いって結果になった
この結果はかなり例外らしい

何故か?
わかるのは聞かれ方以外の何かで予測通りの結果にならなかったって事
何の影響か?
写真を見てから答えるまでの時間が短すぎた。 これは、他の面接授業でも同じ条件で実験してるだろうからこの可能性は低い
「激突ました」と聞かれて平均速度以下の速度を答えた俺の場合、割りと低速でも事故ったら結構壊れるって経験で知ってたからと言えるが、他の人はどうかわからない

 

 

目撃証言の心理学

目撃証言の心理学

 

 

*1:人の記憶はなかなかあてにならない

*2:が、長いと疲れる