実務経験も院卒も不要で心理学を学ぶ以上取り敢えず目指してもいいと思える認定心理士についてメモ
認定心理士って?
正しい概要は放送大学HPに「認定心理士の資格とは」や日本心理学会「 認定心理士の資格を取りたい方 」というページに書かれてる。
で、かいつまむと認定心理士という職は無いが、大学で心理学をそれなりに学んだという証明。認定心理士の求人は多分ない。
保証なら他にも大学の履修証明や卒業証書、放送大学エキスパートなんかがあるが
保証してくれるところは多ければ多いほうがいいじゃないか!
なんたって日本心理学会が保証してくれる。気分がイイ!気分って大事。
どうやったらとれるの?
大学を卒業して所定の単位を36単位取得する。
同じ36単位でも旧基準、新基準があったり、「基本主題」と「副次主題」というのがあったり単純なようでややこしい。
認定心理士単位表作成ツールなんてなかなかいいものを公開してるぐらいには。
これから学ぼうって俺は新基準の方で単位を習得することになるんで年度別資格取得対応項目一覧を睨みながらそっちの方で書いていく。
「基本主題」と「副次主題」
得られる単位の全部を資格取得時の単位として認められるのが「基本主題」
放送授業で2単位、面接授業で2単位
得られる単位の半分を資格取得時の単位として認められるのが「副次主題」
放送授業で1単位、面接授業で0.5単位
受ける授業の数を少なくして資格を得るためには基本主題に絞って受けていくほうが効率がいい。
36単位内訳
基礎科目 | 12単位以上 |
---|---|
選択科目 | 16単位以上 |
基礎科目、選択科目、その他の科目のいずれでも可 | 8単位以上 |
計 |
36単位以上 |
基礎科目12単位
abcの3つの領域に別れている。
c領域はの単位が取得出来るのは面接授業のみ
a 領域:心理学概論(4単位以上)
b、c領域
この2つの領域は合わせて単位8単位以上の取得が必要。その内4単位以上はc領域の単位が必要。
b 領域:心理学研究法
c 領域:心理学実験・実習
選択科目16単位
defghの5つの領域に別れている。
5つの領域のうち3領域で4単位以上の取得が必要。
e 領域:生理心理学、比較心理学
f 領域:教育心理学、発達心理学
g 領域:臨床心理学、人格心理学
基礎科目、選択科目、その他の科目のいずれでも可 8単位
i 領域:心理学関連科目、卒業論文、卒業研究
卒論は最大4単位
とまあ、ややこしいので以下は2016年度に開設されている授業を受けて最短で認定心理士を目指す場合
取得までの道のり(例
何が学びたいなど一切関係なく単位の数だけで計算
基礎科目12単位
a 領域:心理学概論(4単位以上)
心理学概論 (’12) a基
4単位
b 領域:心理学研究法
心理学研究法(’14) b基
心理統計法(’11) b基
4単位
c 領域:心理学実験・実習
心理学実験1 c基
心理学実験2 c基
心理学実験3 c基
心理学実験実習1 c基
4単位
基礎科目12単位はこれで完了
選択科目16単位
e 領域:生理心理学、比較心理学
認知神経科学(’12) e基
比較行動学 ( ’11) e基
4単位
f 領域:教育心理学、発達心理学
乳幼児心理学(’16) f基
発達心理学概論 (’11) f基 / a副
4単位
g 領域:臨床心理学、人格心理学
思春期・青年期の心理臨床(’13) g基
心理カウンセリング序説 (’15) g基
4単位
残りは5領域の中から好きな4単位。ここでは放送大学で科目数の多いg領域基盤科目を選択
心理臨床とイメージ(’16) g基
心理臨床と身体の病(’16) g基
4単位
選択科目16単位は完了
基礎科目、選択科目、その他の科目のいずれでも可 8単位
上記8領域とi領域が選択可能になる。
色を探究する(’13) i
音を追究する(’16) i
心理臨床の基礎(’14) g基
人格心理学 (’15) g基
8単位
以上20科目36単位で認定心理士の用件は達成
最後に
やっぱりややこしいわ。
c領域の面接授業でしか単位取れないのはなので地方在住者、で引きこもりの俺には鬼門
あとオレが取る授業は例のパターンではなく、シラバスとか読みながら気になるところを摘んでいくんで基盤、副次入り混じった効率の悪い事になるだろうね。
*1:aかfどちらかの単位として選択、一石二鳥ではない